アンテナドクターの雑学講座

電波の不具合について

こんにちわ。

アンテナドクターです。

シルバーウィークに突入しましたね。

一昔前までは、シルバーウィークなんて言葉もなかったのですが、ここ数年の間に一気に浸透しましたね。

休日をもっと増やそうと始まったシルバーウィークですが、あっという間に広まり、今年は9連休なんて方もいらっしゃるそうですね。

羨ましい。。。

 

さて、今日は地デジの不具合について、お話ししたいと思います。

関東近郊の電波塔といえば長らく活躍していた東京タワーに変わって、現在はスカイツリーから電波が飛んでいますよね。

アナログから、デジタルに電波が変わったことにより、電波が強力になり、またスカイツリーに変わって、より遠くまで電波を発信できるようになりました。

これだけ聞くと良い事づくしですよね。

でも、実はちょっとした問題点もあるのです。

大多数の方には影響がないのですが、強電界地域と呼ばれるスカイツリー近郊の方々にとっては、電波が強すぎてしまうという弊害が生まれているのです。

 

電波が強かったら、問題ないような気がしますよね。

ところが地デジの電波には、適正レベル帯というのがあり、レベルが適正値よりも高すぎても低すぎてもダメなのです。

我々が工事に伺う時には、各チャンネルの電波レベルを全てチェックし、適正レベル内に収まっているかを確認します。

地デジの電波レベルが高すぎる時には、アッテネータという機器を使用して、電波レベルを下げたりもするんです。

 

スカイツリー周辺の強電界地域での工事の場合には、アンテナの向きを本来向けるべきスカイツリーではなく、違う方向へ向けて反射波を拾ったりする事もあります。

すごく稀な例としては、アンテナを一切立てなくても、地デジが見れてしまったなんて実例もあります。

これは、ご自宅にアンテナの引込口というものがあり、そこへ地デジの電波が入り込む事によってテレビが写ってしまっている状況です。

完全に偶然に起こっている事象であり、本来アンテナで受信するべき地デジの電波を偶然拾っているだけなので、そのまま視聴していても問題ないのかと言われると、いつ視聴できなくなってもおかしくない状況といえます。

以前ご訪問したご家庭では、アンテナを設置していないのに地デジ見えているので、原因を探して欲しいと言われ、ご訪問させていただいたことがありました。

お話を伺うと、以前同様に他業者を読んだが、原因不明で終わってしまったそうですが、我々が調べたとことろ、やはり外壁にあるテレビの引込口から電波を有心しているという結果になりましたが、先般の業者には知識がないため、原因が特定できななかったようです。

 

地デジ化する事によって、様々な事象が解決すると言われた現在でも、雑多な不具合が起こっています。

地デジ化以降当時は、仕事がたくさんあったため、有象無象の工事業者が入ってきており、いろんなひどい工事をされているご家庭もございます。

また、きちんとした知識を持っている作業員であれば、問題なく対応できることでも、ちゃんとした知識を持っていないがために、対応ができないと言うこともあります。

そういう意味では工事会社選びは、とても大切であり、楽しいテレビライフ、ひいては楽しい家庭生活を守るためにもおざなりにしてはいけないことだと思いますので、皆様もぜひちゃんと選んでください。

願わくば、その中にアンテナドクターが入っていることを望みます。

ではまた次回の更新でお会いしましょう。

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